2012年2月28日火曜日

猿芝居にしか見えない政治家の原発議論を見て思うこと


NHKの日曜討論で、原発に関する議論をやっていたらしいのでNHKオンデマンドで見てみた。


議論を聞いている限り、ほとんどの政党(各党の政策責任者が出席していた)がいま停止中の原発を再稼働することに関しては慎重な見解を示していた。たちあがれ日本が唯一「エネルギー確保のために原発は必要である」というスタンスをとっているようだった。そのたちあがれ日本にしても、なにが何でも原発再稼働ということではなかった。

他の政党(民主党、国民新党、自民党、公明党、みんなの党、共産党、社民党)は早期の原発再稼働などとんでもないという意見で一致していた。

なかでも与党である民主党、国民新党は、はっきりと安全・安心が確保されない限り再稼働はあり得ないと明言していた。

であればわれわれは安心してことの経緯を見守っていればいいはずだ。残念ながら原発の安全・安心を確保することは並大抵のことでは成し遂げられない。つまりどうやったって性急な原発の再稼働という話にはならないわけだ。

ところが日々の報道を見ている限り、野田政権は原発再稼働に向け猪突猛進しているようにしか見えない。民主党も自民党もいざとなったら「原発再稼働やむなし」と言いだしそうな気がする。

まぁ、それだけ政治家の言葉が軽く感じられるということだ。

原発再稼働やその他の問題を無理に進めようとすれば、野田内閣はいずれ民意という巨大な壁に激突し立ち往生することになるだろう。結局、何も決まらず進まない。

政治が混乱していると、官僚が官僚による官僚のための国づくりを画策する。

やはりここらで大規模な政界再編、政治システムの再構築に踏みきるべきだろう。

0 件のコメント:

コメントを投稿