2012年3月5日月曜日

信頼を失うということがどういうことなのか彼らはわかっているのだろうか?

にわかに信じ難いことだが、大臣クラスの方々は「信頼を失う」ということがどういうことなのかあまりよくわかっていないらしい。

言葉では「国民の信頼を取り戻さなければいけない」というようなことを何人かの閣僚が発言しているから「信頼を失っている」という自覚自体は持っているようだ。

まぁ、下記リンクのようなことを繰り返していれば、だれも信用しなくなるのは当然である。



問題なのは彼らが「信頼を失う」ということがどういうことなのかよくわかっていないということだ。だから彼らは平気な顔でこんなことを考える。


どうやらがれきを受け入れた自治体にはお金をくれるらしい。

「お金あげるからグズグズ言ってないで手伝ってよ」ということか。そんなことでこの問題が解決すると思ったら大間違いである。
がれきの広域処理に反対している人たちは、政府が「信用できず安心して任せられない」から反対しているのだ。
政府がいくら「安全です」と言っても、「国が決めた基準値以下です」と言っても、政府を信頼していないのだから何の効果もない。それが「信頼を失う」ということなのだ。

では国民の信頼を取り戻し、がれきの広域処理を軌道に乗せるにはどうすればいいか。

この問題を解決するには、やり過ぎと思われるくらいに徹底した情報開示を行い、それを住民とともにチェックする体制を整えるのが一つの方法である。

受け入れるがれきから検出される放射性物質、消却灰から検出される放射性物質、その基準値を国が押しつけるのではなく各地域の住民とともに決める。希望する住民にはがれきや消却灰の放射性物質の計測を許可したり、埋め立て現場の見学を許可する。

もし、何らかの問題を住民から指摘されたら即座に中止できるようにしておく。

ほとんどの人は自分の目で見て、確かめれることができるなら納得し安心するはずだ。

意味もなく「反対」とだけ言い続けている者は無視すればいい。

がれきの広域処理に反対している人の中にも、東北の復興を願っている人は大勢いる。政府は一刻も早く自らの失態を認め、住民の立場に立った施策を打ち出すべきである。


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