野田首相は昨日表明するはずだったTPPへの交渉参加表明を、どういうわけか急遽取りやめてしまった。
「もう一晩ゆっくり考えたい」らしい。
なんだかやり方がどじょうっぽくなくなってきたようである(ヴィジュアル的にはどじょうでもいいが、その行状から判断すると古ダヌキの方がお似合いではないだろうか)。
少々考え過ぎかもしれないが今回の記者会見延期は、木っ端役人の小細工っぽい匂いがするのだ。
たとえばこんな具合だ。
野田首相は12日からハワイで行われるAPECのために、明日朝には日本を発たなければならない。だとしたらどう考えても10日に交渉参加表明するよりも、11日夜に表明してさっさとAPECに行っちゃった方が楽である。どうせ時間があったって現段階では詳細な説明なんてできやしないんだから……。
それに今夜はサッカーの日本代表戦やらフィギュアスケートのNHK杯やらバレーボール女子のワールドカップやら大きなスポーツイベントが目白押しだから、その時間に合わせて記者会見をチャッチャと済ませてしまえば国民の注目度は低いというわけだ。
いやはやなんとも……、想像した通りにならなければいいのだが。
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