中国はなんとしても尖閣諸島を自国領土にしたいと考えている。まぁ、資源や漁業のことを考えれば、隙あらば領土はぶんどるというのは当然の行動と言えるだろう。
現時点では実効支配しており、圧倒的に有利な立場に立つ日本だが、ここのところの政府の対応を見ていると「尖閣諸島が日本の領土であることは明々白々、領土問題は存在しない」というバカの一つ覚えのような主張を繰り返しているだけである。
わざわざ首相が国連総会に出席し、領土問題に関する演説をしても、やはりバカの一つ覚えを繰り返しただけだった。
それに比べて相手の中国は、不利な自国の立場を挽回するためにありとあらゆる手を打ってきている。
9月28日付の米紙ニューヨーク・タイムズとワシントン・ポストには見開きで中国の主張を伝える意見広告が出たらしい。
「尖閣、日本が強奪」と全面広告=中国紙が米有力紙に掲載
広告主は中国の英字新聞社らしいが、中国政府が関係していることは間違いないだろう。
日本を名指しで批判した国連での中国外相の演説にしても、今回の意見広告にしても、中国の動きには「何としても尖閣を取るぞ」という戦略と意気込みを感じる。
対する日本の動きには、何の戦略も、熱意も感じない。
そんなことで日本は尖閣諸島を守れるのだろうか。
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