東京電力OL殺人事件の再審が決定した。
無期懲役で収監されていた被疑者の釈放も認められた。現段階ではまだ、無罪が確定したわけではない。しかし、マイナリ氏は事件当時不法滞在で日本に留まっていたため、釈放されるとすぐに母国ネパールに強制送還されるという。
実質は無罪放免であり、警察、検察、裁判所が間違いを犯したと判断されたわけだ。そして事件は迷宮入りとなってしまう。
このような事件のニュースを見るたびにいつも思うことがある。
捜査や裁判に関係する人たちはいったい何を使命としているのだろうか?
真実を見つけ出し、公平な裁きを行うことではないのだろうか……。
残念ながら警察、検察、裁判所、弁護士といった法に携わる人々から、真実や公平な裁きというものに対する真摯な姿勢をまったく感じることができない。
たぶんそれは個人個人の関係者が悪いわけではなく、法を巡るシステム自体が齟齬(そご)をきたしているのだと思う。
いまのままでは日本では冤罪事件はなくならないし、公平な裁きも期待できない。
だから妙なことに巻き込まれないように充分気をつけよう。
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