2011年10月30日日曜日

人間の錯覚について

昨日、人間の錯覚についての番組をなんとなく見ていたのだが、改めて人間の不完全さを思い知らされた。

もちろん錯覚を誘発するためのトリックが仕込まれた映像なのだが、私はそこにいるはずのないゴリラがはっきり映っているのを見事に見逃してしまった。
トリックは簡単なもので、ただ単に前にいる人間の方に注目するようにしむけられていただけである。

要するに私たちは注意深く見ていない限り、テレビ画面という狭い範囲にあるものでさえ平気で見逃してしまうということだ。

番組は人間の視覚に関するものが主であったが、見終わった後に少し別のことに思いが至った。

それは人間の思考も錯覚に陥るということである。

我々は自分が信じたいことだけ、聞こえたり見えたりする。意図的にではなく本能的に自分の意にそぐわない意見は拒否してしまうのだ。

しばしば議論が平行線をたどり解決しないのはそんなところに原因があることも多いような気がする。

自分が問題を正しくとらえているか、錯覚や偏見や先入観にとらわれていないかチェックすることは重要だ。

怠れば問題を見誤ることになる。

東京都現代美術館前の歩道

2011年10月29日土曜日

食品安全委員会がおかしなことを言いだしている

内閣府の食品安全委員会が「食品に含まれる放射性物質による内部被ばくを累積で100ミリシーベルト程度に収めるべきだとする見解をまとめた」らしい。


食品安全委の姿勢に疑問の声
内部被ばく健康影響で新見解


どうやら、これまでは消費者に対する説明会などで、100ミリシーベルトには内部被ばくのほか、体の表面に放射線を受ける外部被ばくも含むという説明をしてきたのに、内部被ばくだけで100ミリシーベルトまでは大丈夫ということに考え方を緩めたらしい。


食品安全委の発表


まぁ近頃は、国の言うことを「丸ごと信用する」などという人はどこにもいないだろうからあまり心配していないが、念のために言っておくと新たな見解の方ではなく以前の説明を信用しておいた方が身のためである。


気になるのはなぜいま、こんなことを食品安全委員会が発表したかということだが、もちろん国民の健康や安全のことを考えてのことではないだろう。

おそらく将来問題となり得る障害を極力排除しておきたいという政治家・官僚の自己防衛本能が「放射線被ばくに関する基準はできるだけ緩めておいた方がいいぞ」とかなんとか耳元で囁いたのであろう。



昨晩は新橋でM氏と一杯。久しぶりに都会で飲んだが、繁華街の相変わらずの賑やかさに驚いてしまった。

2011年10月28日金曜日

ようやくまともな数値になってきたようである

国が食品による被ばく量限度を引き下げる方針を固めた。

食品による被ばく量限度引き下げへ

さまざまな食品についての放射線調査が進み、概ね引き下げても大丈夫という感触を得ての措置だろう。

やれやれという感じではあるが、引き下げ自体は歓迎である。

今回の福島第一原発事故によって我々は本当に多くのことを学んだが、政治家や官僚のやり口をかいま見ることができたことも大きな収穫のひとつである。

自宅近所の外環道路建設予定地。当分完成しないのになぜこんな状態に?

2011年10月27日木曜日

世界人口70億人突破

10月31日に世界人口が70億人を突破するらしい。

世界人口70億人へ、資源争奪など不穏な時代の幕開けか

上記リンクの記事を読むと、少々恐ろしくなってくるがそう慌てることはない。もともと私たち人類はずっと資源争奪を続けてきたのだし、それはこれからも変わらない……というくらいの覚悟を持って生きていけば何ら問題はない。

確かに食料やエネルギーが不足する時期や地域は出てくるだろう。それがアジアやアフリカなどの極端に貧しい地域ばかりでなく、日本でも起こり得ることは先般の東日本大震災が私たちに教えてくれた。

残念ながら自然災害の前では私たちはほとんど無力だ。災害が狭い地域で完結すれば、多くの国から支援を得られよう。しかし、広範囲が被災したり、世界各地で多発したりすれば支援の手は必ずしも被災地までは届かない。

日本が地震や台風で壊滅状態になっても、数カ月間自力で食いつながなければならないという状態に陥ることは、もはやフィクションでしかあり得ない話なんかではないわけだ。

私自身もそうだが、少々平和ボケしてしまった日本人は、そろそろ生きることの厳しさを思い出すべき頃合いだ。

日本人が目を覚まし本気になれば、これから人口過多に苦しむ世界に資することができるはずだ。

寒さを感じる気温

わりと暑がりな質なのだが、今日はじめて寒さを感じた。ようやく秋になったという気分である。

天気予報によると外の気温は13℃、我が事務所の室内温度計は16℃を指している。

どうやらそのくらいの気温になると、私は寒さを感じるらしい。

我が事務所は、夏暑く冬寒い仕様でできている。以前は夏がつらかったが、最近は冬がつらいと感じるようになってきた。真冬には朝事務所に到着して温度計を見ると、室温5℃なんてことがあるのだからたまらない。

今年も厚着してがんばるとするか。


2011年10月26日水曜日

このブログについて

この「ふくぶろぐ」は、あくまで個人日記として書いていくことにする。よってつまらぬ内容が圧倒的に多いと思われるので最初に断っておく。

しかし、意見やら何やらは拒まないので何かあれば遠慮なくどうぞ。

そんな感じでのんびりやっていくことにしよう。