2012年2月14日火曜日

原発再稼働 賛成22%反対36%


NHKが行った世論調査の結果に少々驚いている。

震災の影響や定期検査などのために停止している原子力発電所の運転再開についての賛否。「賛成」が22%で、「反対」が36%、「どちらとも判断がつかない」が36%だったという。


まず22%も再稼働に賛成な人がいることに驚くが、まぁ考えてみれば当たり前かもしれない。今後原発事故が起こったとしてもさほど大きな不利益を被らず、原発があった方が都合がいいと考える人が22%くらいは日本にはいるのだ。

だから日本では脱原発が進まない。

おまけにこの期に及んで「どちらとも判断がつかない」という人が36%もいるらしい。正直言って「賛成22%」よりもこっちの方に驚いてしまった。

すべてのことに自分の意見を持つのは大変だが、重要な問題くらいはしっかりと考え、自分の意見を持ってもらいたいものである。

2012年2月13日月曜日

国会でいじめられている

野田首相が「国会でいじめられている」と高校の同窓会でぼやいたらしい。

 首相“国会でいじめられている”

ニュースのタイトルを見て野田嫌いの私は多少不快な気持ちにはなったが、むろん「いじめられている」というのはほんのジョークだろうから、そこに突っ込むつもりはさらさらなかった。

が、それを伝えるニュースを読んでみてちょっと見過ごせない発言があったのでそこには少々突っ込みをいれておきたい。

野田総理はこんなことを言ったらしい。


「ねじれた国会の中で苦労している。国会の中でも、クイズみたいな質問がいっぱい出て、いじめられている」

こんなことを言っている限り「野田政権には何も期待はできないな」と改めて思う。
よくメディアでねじれ国会が諸悪の根源のようなことを言う人を見かけるが、それは根本的に間違っている。

国会がねじれているからこそ議論百出となり、最終的にはいい結果が得られるはずなのだ。

原発再稼働、被災地復興、増税、TPP、普天間……。どのような問題でも、政府がきちんと考えぬき、結果にいたる過程を明示すれば世論の指示は得られる。

その世論を無視して反対を唱え続けられるのは、本当の愚か者と本当の賢者だけだ。

私は国会に本当の愚か者があれほどたくさんいるとは思わないし、本当の賢者があれほどたくさんいるとも思えない。

つまりこれほど国会が紛糾するのは、野田内閣を多くの人が信任していないことが真の原因なのだ。

2012年2月12日日曜日

福島第一原発事故“深刻事態シナリオ”公表せず


(2月12日 19時2分)
NHKニュースによると、原子力委員会の近藤駿介委員長が、去年3月25日に「福島第一原子力発電所の不測事態シナリオの素描」というタイトルの文書を政府に提出していたということである。


原子炉や使用済み核燃料プールに注水できなくなって、格納容器が壊れたり燃料が露出したりすれば、大量の放射性物質が放出されることも想定されるとしている。
その上で、こうした事態が起きた場合、住民を強制的に移転させる範囲が半径170キロ、任意の移転が必要になる範囲が半径250キロと、首都圏を含む範囲での住民避難などが必要になる可能性があり、こうした事態を防ぐため、原子炉を冷やす手段を多様化する必要があるなどと対策を示している。

当時、この事実をしっかりと把握していたのは菅首相と細野総理大臣補佐官(いずれも当時の肩書き)だったらしいが、「過度の心配を及ぼす可能性があると考え」公表を見送ったということである。

2012年2月10日金曜日

臓器移植の意思表示をしよう

たまたま早く帰宅することができたので、自宅で夕食をとりながらテレビを見ているとNHKのクローズアップ現代という番組で臓器移植のドキュメンタリーをやっていた。

「家族が脳死になったとき」

番組は脳死になった患者の家族が医師から臓器提供の話を聞かされるが、本人の意思表示がなかったため残された家族が臓器提供するかしないかで思い悩む、その姿を追ったものだ。

理詰めで考えれば、脳死になってしまい回復の見込みがないのなら、すでに意識もなく痛みも感じないわけだから、使えるものをすべて提供してもなんら差し支えない、ということになるだろう。


だが実際はそう簡単に割り切れるものではない。番組の中でも臓器提供を承諾する家族もいれば、断る家族もいる。そしてどちらの家族も自分たちが下した判断が正しかったか、間違っていたか、ずっと思い悩む。

この問題に正解はないのだと思う。

臓器提供をする場合の脳死判定はかなり厳密に行われると聞いている。そのような状態から蘇生した人がいない以上、脳死が本人にとってはどういう状態なのかは想像するしかない。あとは残された家族がどう判断するかだが、その判断には様々な要因が影響するだろうから部外者が口を挟む余地はない。

番組を見ながらそんなことを考えていてふと思った。いま私が脳死になってしまったら、どんなことになるだろうか。

家族は年老いた両親だけである。もう80過ぎの二人が医師に臓器提供しますか、と聞かれてもオロオロするだけだろう。まぁ、両親より先に私が死ぬことはないと思うが、世の中に絶対はあり得ない。そこで念のため意思表示をしておこうと思い立った。

正直言って少々怖いが臓器はすべて提供しようと考えている。

私が脳死になる可能性はそう高くはないだろうが、こうやって決めておけば年寄りに余計な負担をかけることもない。

自分は臓器提供をしたくないと考えている人も大勢いると思うが、そんな人も意思表示をちゃんとしておいた方がいい。

仮に私が臓器を提供したくなく、そのために意思表示していなかったとしよう。そんな私が事故で脳死になった際、もし担当の医師が脳死移植に積極的な医師だったとしたら……。その医師が年老いた両親を説得するのはわりと簡単だろう。そして私は自らの意志に反して臓器をすべてとられてしまうことになる。

臓器提供を「する」「しない」にかかわらず、意思は明確に示しておこう。

2012年2月8日水曜日

日本人の欠点

チンパンジーは、仲間が困っていると分かると状況を的確に判断して手助けすることができるという。詳しくはこちらの記事を参照

と言っても、自ら進んで助けるというわけではなく、相手に助けを求められると心良く手助けするということらしい。つまり助けを求められなければ相手が困っているということに思いが及ばないか、分かっていてもあえて無視するということだ。

もうひとつ、福島第一原発事故をめぐる日本のドタバタを観察して、こんなことを書いた米国メディアがあったらしい。

「メディアに限らず、日本人は相手が日本人だと批判を遠慮するところがあるように見える。米国人は相手が同じ米国人であろうとなかろうと、悪いと思えば徹底的に追及する」

上記はどちらも最近読んだ記事なのだが、どうにも考えさせられる内容である。

まず、チンパンジーの話。

チンパンジーは、相手に助けを求められると心良く手助けする。しかし、頼まれないと自ら進んで助けようとはしない。

「チンパンジー」のところを「日本人」と置き換えてみる。

日本人は、相手に助けを求められると心良く手助けする。しかし、頼まれないと自ら進んで助けようとはしない。

日本人の特徴をうまくとらえていると思うのは私だけだろうか。

つづいて米国メディアの話。

これはずいぶん以前から気になっていたのだが、日本人はどうも身内に甘く他人に厳しいという傾向があるように思えてならないのだ。

赤の他人がしでかした些細な過ちを口を極めて罵ったかと思うと、身内の不始末には驚くほど寛容な態度を示す。もちろん欧米人にしても多少はそのような傾向はあるに違いない。だが、日本人の場合はかなり極端なのだと思う。

昨年、東日本大震災に見舞われたとき、被災者が落ち着いて助け合う姿は海外からずいぶん賞讃された。おそらくそれは「助けを求められれば心良く助ける」「(被災者同士という)身内には優しい」という日本人のいいところが出た結果なのだ。

しかし、災害発生から1年が経とうとしているいま「自ら進んでは助けようとしない」「赤の他人には冷たい」という日本人の悪い面が出かかっている。

そんな気がしてならない。


2012年2月7日火曜日

統治システム崩壊の予感

しばらく前まではほんの少しずつではあるが、日本の政治は良い方向に向かっている……そう思っていた。

が、それは大きな間違いだったようだ。

2009年9月、あまりの不甲斐なさに国民の怒りが爆発し自公連立政権が崩壊。

変わって政権を担った民主党が日本の統治システムの欠陥を見事に露呈して見せてくれた。こういうのをケガの功名というのだろうか。

民主党政権初代から3代目まで、どれも似たり寄ったりの最悪の政権だが、現首相の野田佳彦が「暴走癖」があるという点で群を抜いている。この人には一刻も早くやめていただかなければまずいかもしれない。

野田佳彦の支離滅裂
 その1
 その2

上記リンクはYou Tubeにアップされている野田佳彦の演説。

発言と行動が一致しない連中に、何ができるというのだろうか。そんな政治家が誰一人生き残れないようにわれわれ国民もしっかりと記憶しておかなければならないと思う。

相変わらずの班目委員長

原子力安全委員会の班目委員長がこんなことを言っている。


「何かあるたびに、国民は想定外のことが原子炉で起きているように感じて、不安に陥っている」元記事はこちら

福島第一原発の2号機に設置してある温度計の一つが高い温度を示していて、その件でコメントを求められたときの発言らしい。

どうもこの方の発言を聞いているといつも、自分は「部外者」みたいなもの言いをすることが気になっていた。

私の目には、東京電力も原子力安全・保安院も原子力安全委員会も経済産業省の幹部も内閣も、みんな同じ穴の狢(むじな)に見えている。

その人たち全員の言葉がまったく信用できないから、人びとが不安に陥るということがどうやら彼にはわからないらしい。